腰椎(ようつい)の脊柱管が狭くなる病態。
その中を通っている神経が圧迫されることにより、腰痛や脚のしびれなどの様々な症状が出てきます。
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85歳 女性(埼玉)
【主訴】
歩行困難。両下肢しびれ(脱力感)
【経過・症状】
市内病院に一ヶ月入院。MRIによりL3-4-5変形による脊柱管狭窄症。点滴・薬・シップ効果なし。
一ヶ月入院の為かえって筋力低下、歩行困難。娘がインターネットで当院を知り、娘の介助により杖をついて来院。
5回目(2週間後) 4回目(初診より10日後)治療後起立時介助が必要なくなる。夜間トイレに自力で行けるようになる。
9回目(5週間後) 治療後杖なしで歩行出来るようになる。
年齢のこともあり1~2ヶ月に一回来院するように指示。
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椎体と椎体の間には人体最大の無血管領域と呼ばれる椎間板が存在している。椎間板は中央にゼラチン状の髄核、周囲にはコラーゲンを豊富に含む線維輪から成る。この髄核や線線輪の一部などが突出した状態が椎間板ヘルニアである。腰部椎間板ヘルニアでは、腰、臀部、大腿、下肢、更につま先まで痛みしびれる根性坐骨神経痛の症状などを伴う。
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55歳 男性(東京)
【主訴】
立位での腰部伸展不可能。歩行時下肢牽引痛により歩行困難及び夜間痛。
【経過・症状】
二週間前の休日ソフトボール中ジャンプをした時、腰にズキリと痛みが走りその場でソフトボールを止め、自宅で安静、夜間寝返り出来ず、翌日左下肢内側及び後外側
に牽引痛・シビレ。このため歩行時左下肢を上げられない。翌日整形外科受診。レ検査後、薬・シップ変化なし。くしゃみヒビク(下肢への放散痛)一週間後別の病院でペインクリ
ニック科受診。二回ブロック注射を受けたが、あまり変化なし。妻の友人より当院を紹介され来院。
1回目 治療後腰部固定用シーネを着用させる。
3回目(4日後) 抜針後ラセーグテスト40度+。2回目の治療後夜間痛半減。クシャミひびく。
4回目(1週間後) 抜針後ラセーグテスト50度+。3回目の治療後夜間痛消失。
5回目(2週間後) 抜針後ラセーグテスト60度+。クシャミひびかない
6回目(3週間後) 抜針後ラセーグテスト70度-。腰部背屈時下肢牽引通消失、左拇跡シビレ残存。
このシビレは2ヶ月~3ヶ月すると徐々に消失することを説明。
※ヘルニアにより圧迫された神経はその部が炎症を起こし、ヘルニアが消失しても3ヶ月~半年間(ヘルニアの程度により)くらいは神経の炎症は癒えない。このためシビレは徐々に消失
してゆく。
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53歳 女性(埼玉)
【主訴】
立位での腰部伸展不可。歩行時左下肢シビレ牽引痛、夜間痛
【経過・症状】
2ヶ月前より大学付属病院にてレ検、MRIの結果左L5-S1ヘルニア及び腰部脊椎管狭窄症。以降2ヶ月間ブロック注射8回変化なし。この間近くの鍼灸院にて鍼治療17回受けたが変化なし。インターネットを見て来院。
(治療前)ラセーグテスト15度+左母趾背屈力減弱
2回目 (4日後)抜鍼後ラセーグテスト20度+。前回の治療後夜間痛減弱。
3回目 (1週間後)2回目治療後夜間痛半減。
4回目 (10日後)抜鍼後ラセーグテスト30度+。3回目治療後夜間痛やや残存。
5回目 (2週間後)抜鍼後ラセーグテスト40度+。4回目治療後夜間痛消失。
6回目 (3週間後)5回目治療後腰部伸展可能となる。
7回目 (4週間後)抜鍼後ラセーグテスト50度+。腰部背屈時、下肢への牽引痛やや誘発。
10回目 (7週間後)抜鍼後ラセーグテスト70度-。左足底及び足背にシビレが残存するも徐々に消失するものと思われる。
ここまでくれば患者は日常生活にあまり支障をきたさなくなる。ズボン及び靴下の着脱、起床時臀部下肢への牽引痛も感じなくなる。
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椎体と椎体との間には人体最大の無血管領域と呼ばれる椎間板が存在している。
椎間板は中央にゼラチン上の髄核、周囲にはコラーゲンを豊富に含む線維輪から成る。この髄核や線維輪の一部などが突出した状態が椎間板ヘルニアである。頸部椎間板ヘルニアでは、
上肢の放散痛、シビレ、脱力感、頸部可動域制限などを伴う。
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34歳 男性(茨城)
【主訴】
右肩背から上肢前腕橈側への放散痛及び夜間痛
右第1、2指シビレ、痛み。握力右20、左38。頚部背屈不可
【経過・症状】
一ヶ月前より患者は大工のため天井仕事をしていて
首を捻り、首・背中から上肢に痛みが走り、当日、隣町の病院を受診。レ検・MRIにより頸部ヘルニア、この為2週間通院。
薬・シップあまり変化なし、右頸・肩・背部から上肢前腕橈側への牽引痛及び夜間痛、2週間前より別のペインクリニックを受診。
そこでブロック注射4回受けたがそれほどの効果は得られなかった。
看板を見て当院受診。
2回目 治療後夜間痛減弱。
3回目 治療後夜間痛半減。
4回目 治療後夜間痛消失。
7回目 抜鍼後、頸部後屈時痛消失、頸部右斜後屈時右第1・2指にややシビレ誘発。
治療後の検査で、握力は右40(治療前20)、左38。
1週間後来院の予定だったが、その後来院していない。
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腰に負担をかけないようにして安静にしていれば治ります。安静を守っても痛みが治まらず、だんだんひどくなったり、痛みやシビレが下肢の方まで走るような時には治療が必要です。
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31歳 男性(茨城)
【主訴】
左腰痛(起立、寝返り、前屈時)
【経過・症状】
昨日仕事中、患者は事務職で椅子から立ち上がるときズキッと腰が伸びなくなった。
その日の午後、近くの整形外科を受診。レ検後、薬・シップ、その夜は寝返り不可。翌日起床に15分かかる。会社の上司の紹介で来院。受傷2日目。
(治療前)右側彎、左側屈及び前屈時痛み誘発。咳・クシャミひびく。
1回目 治療後、腰部伸屈可能となり、自力でなんとか歩けるようになる。腰部固定用シーネ着用させる。
2回目 昨日寝返りで2回目覚める。起立時腰が伸びない、前回同様治療。抜針後起立、前屈時痛み消失。
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朝起きたら首が痛くて回らない状態、いわゆる「寝違え」です。数日で自然に治りますが、ひどい場合には治療が必要です。
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24歳 女性(茨城)
【主訴】
左頸・肩背部痛
【経過・症状】
患者は学校の教師で、昨日一日中パソコンを操作。入浴後も自宅で冷房をかけながら午前二時くらいまで操作していたためか、朝起きる時首が痛くておきられず、首が右へ傾いている。看板をみて来院、右斜頸、左側屈、前屈、後屈廻旋不可。クシャミひびく。
1回目 治療後右斜頸やや残存。左側屈時痛み誘発。
2回目 前回同様治療。抜鍼後、右斜頸消失、頸部左斜後屈時痛やや誘発。このため、坐位で運動針。
抜鍼後、頸部左斜後屈時痛消失。
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末梢神経由来の疼痛性の症状で、突発性と続発性があります。
突発性のものは1つの神経領域に限局して起こることが多く、続発性のものは1つの神経によってのみ痛みが起こるものではない。
代表的なものに、三叉神経痛、上腕神経痛、肋間神経痛、坐骨神経痛などがある。
臀部、太ももの後面、ふくらはぎ、かかとの方まで痛みがひびくことがあります。
せき、クシャミなどで痛みが下方まで響き、歩行障害になることもあります。
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47歳 男性(東京)
【主訴】
起立時の腰の痛み、右大腿外側へのシビレ索引痛
【経過・症状】
1週間前より右坐骨神経痛になり、起立時腰が伸びず、右側彎で右大腿外側にシビレがあり、歩行時右足をひきずるような状態のため、車を運転することもできず奥さんの
運転で来院。
1回目 腰が伸びるようになった。
3回目 治療後、ひとりで電車の乗り降りができるようになった。
4回目 右側彎も正常に戻った。
5回目 右大腿外側のシビレも消失。完治。
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71歳 男性(茨城)
【主訴】
立位及び歩行時左足のシビレ・痛み
【経過・症状】
近くの整形外科へ1ヶ月通院。結果あまり良くならず、別の総合病院で検査を受け、年齢による腰椎(腰の骨)の変形からの坐骨神経痛とのこと。この病院で1ヶ月入院したにもかかわらず、あまり変化なく歩行時特に左足が痛みとシビレであがらず、わずか5分程度も立っていられな
い状態のため、義弟の紹介で来院。
1回目治療後痛み減弱。
5回目治療後左足のシビレをわずかに残す程度に回復。現在も予防のため月に1回くらいのペースで来院している。
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頸、肩、腕、手に起こる神経痛。頸から腕の方にいく上腕神経叢の病変により起こり痛む範囲も広く、神経痛の痛みのほかに、持続痛、鈍痛のおこることもあります。
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75歳 男性(茨城)
【主訴】
右上肢第1・2指橈側の痛みシビレ
【経過・症状】
半年前より上記症状、整形外科にてレ検、変形性頚椎症とのこと。三ヶ月間通院、その間牽引・薬・シップ変化なし、二ヶ月前より近くの整骨院を受診。
電気及び鍼治療、都合9回の針治療を受けるもあまり変化なし。隣家の紹介で来院。
・アドソンテスト(脈拍減弱)-、右頸部斜後屈時シビレ増強、握力 右14 左 25
2回目 痛み消失、シビレ半減。
4日目 シビレ消失。
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63歳 女性(茨城)
【主訴】
左頚・肩背部から上肢尺側第3・4・5指の痛みシビレ、夜間痛
【経過・症状】
2週間前より上記症状にて整形外科受診。レ検後、変形性頚椎症とのこと。薬、シップ変化なし。1週間前より近くの鍼灸院にて針治療2回受けるも変化なし。当院通院の患者より紹介を受け来院。
・アドソンテスト(脈拍減弱)一、左頚部斜後屈時痛み誘発、握力右18 左16
1回目 抜鍼後シビレ痛み軽減。
2回目(翌日) 前回の治療で夜間痛半減、明け方1回痛みで目が覚める。
3回目(5日後) 2回目の治療後、夜間痛消失、痛み消失、シビレや残存。抜鍼後シビレ消失。
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51歳 男性(埼玉)
【主訴】
右上肢第1・2指シビレ
【経過・症状】
3週間前より上記症状。2週間前より整形外科受診。レ検によりC5-6が狭まっているとのこと。牽引・薬・シップ、その後、シビレ増強のため通院中止、近くの鍼灸院にて鍼治療4回受けるも変化なし。患者は理髪店を営んでおり、客の紹介で来院。
・アドソンテスト(脈拍減弱)一、右頚部斜後屈時シビレ変化なし。
1回目 治療後シビレ半減。
2回目(1週間後) 治療後シビレやや残存。
1週間後第3回目の治療予定であったが、本人から電話がありシビレ消失とのこと。
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肋間神経痛とは背中や体の側面部分に強い痛みが発生する神経痛の一種です。肋間神経痛の症状としては突如として激痛が走ります。
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71歳 女性(茨城)
【主訴】
右前・側胸部及び背部痛
【経過・症状】
10日前風邪をひき咳がとまらず、近くの内科を受診。注射、薬。しかし咳がなかなか止まらず、4日前より右前・側胸部から背部にかけて咳をするたびにひびく。
2日間連続治療後、咳をしても痛まない。
1週間再度治療するように指示したが来院せず。
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58歳 男性(茨城)
【主訴】
右前・側胸部から背部への痛み
【経過・症状】
3週間前より右前胸部から背部にかけてピリピリと痛み、3~4日して水抱が出来始め右前・側胸部から背部へ無数に広がり、近くの内科を受診。帯状疱疹とのこと。薬、軟膏でピリピリした灼熱感はだいぶ和らいだが疼痛・夜間痛変わらず。会社の得意先の人の紹介で来院。右th5-6の支配域にそって無数の暗赤色の痂皮を形成している。夜間痛のため安眠できず。
3日間連続治療後、疼痛及び夜間痛消失。
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58歳 男性(埼玉)
【主訴】
左前額部・目の奥の痛み
【経過・症状】
学校の行事で1週間程睡眠不足が続き、風邪をひき、3週間前より左前額部及び目の奥が痛む。
このため脳神経外科を受診。CTの結果異常なし。三叉神経痛とのこと。以来、薬服用するもあまり変化なし。妻が当院を受診していることから、紹介で来院。
1回目 通電後抜鍼、左星状神経節5分間置鍼。
2回目 前回の治療後左前額部・目の奥の痛み消失。
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腰に日常的に継続した鈍い痛みがある。長時間同じ姿勢をとるなどの生活習慣から来る場合もある。
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58歳 男性(栃木)
【主訴】
腰痛
【経過・症状】
患者は運送業者におもむくトラック運転手で一年くらい前から、長時間運転すると腰が痛くなり運転していられない。
降車時にも腰が伸びない。三ヶ月前からは、1時間運転していると腰が痛くなってくる。このため、整形外科受診。
レ検により特別説明なく、薬・シップ・牽引あまり変化なし。一ヶ月前より近くの鍼灸院で鍼・灸治療。本日まで10回受けたが特別効果は得られない。
腰部前屈時痛み誘発。
1回目 治療後立位にて前屈時痛み消失。
2回目 前回治療後長時間運転中腰部の痛み半減。降車時の痛み減弱。
3回目 2回目治療後長時間の運転中腰部の痛みわずかに残存。降車時痛消失。
5回目 4回目(3週間後)治療後の運転中の腰部痛消失。
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激しいスポーツなどが原因で、腰椎の関節突起が疲労骨折により、離れてしまったものをいう。
少し無理をするとすぐ腰痛が起こる。特に後屈で痛む。
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18歳 女性(茨城)
【主訴】
起床時及び靴下の着脱時痛
【経過・症状】
患者は高校生で中学の頃からバスケットをし、中2の夏腰を痛め、それ以降慢性的腰痛(悪化、寛解を繰り返す)1週間前より起床時及び靴下着脱時痛む。5日前より毎日
近くの整骨院へ通院。電気及び鍼治療あまり変化なし。担任の教師の紹介で来院。L4-5段差形成 L4-5、L5-S1圧痛。
1回目 治療後、靴下着脱時痛半減。治療中バスケットの練習は控えるように指示。
2回目 治療後、靴下着脱時痛消失
この症例は、バスケットの練習量が増すと症状の増悪をみるため、今後、月1~2回の定期的な通院を指示。
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膝の痛みで最も多いのが、膝の関節の変形によるもの、いわゆる変形性膝関節症です。
変形性膝関節症とは、膝の関節軟骨の退行性変化に続いて増殖変化を生じ、次第に関節の形態変化をきたす疾患で、発症などに関しては、関節軟骨の老化現象に加えて、荷物の
負担など機械的関与、血行障害、性ホルモンの影響など諸説がある。
関節軟骨の変化は特に大腿骨内側に見られる。本症は50,60歳代に多く、女性、中でも肥満に多い。この症状の特徴は、全述のように大部分が膝の内側に痛みを訴え、正座時、
階段の昇降時、特に下りる時のほうが困難で、両足で交互に昇降できなくなります。また、動き始め、例えば起床時とか起立時といった動作を開始する時に痛みます。この改善
には当然鍼灸治療が中心となりますが、日常生活の面では、
1.椅子の生活をして、出来るだけ正座をしない。
2.治療期間はあまり散歩をしない。(家庭内の日常生活動作で十分です。)
3.治療期間はアルコール量を半減する。
4.肥満を解消する。体重の減少は膝関節の負担を緩和し、病気の経過に影響を与えます。
5.大腿四頭筋訓練法を毎日実施する。
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27歳 男性(千葉)
【主訴】
膝関節の痛み
【経過・症状】
半年前より左膝関節半月板損傷のため市内の整形外科で手術を勧められるが、都内目黒区の患者さんの紹介で来院。3回の治療で階段昇降時の痛み減弱。8回の治療で正座可動となり、15回の治療後痛み消失。
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男女とも50歳前後にもっとも多く、肩の関節が痛く腕を上げたり、背中に回したりすることが出来なくなります。肩関節の周囲組織である筋肉・腱の炎症が原因です。
一般には治癒するまでに1~2年かかりますが、針治療では長くても2~3ヶ月で治癒します。
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57歳 男性(東京)
【主訴】
服の着脱時痛及び夜間痛
【経過・症状】
一ヶ月前より服の着脱時に痛みがあり、整形外科を受診。レ検により骨には異常なしとの事で、薬・シップ。週1回の割合で4回通院するも変化なく、ここ1週間夜間痛が現れる。
明け方に目を覚まし痛みで安眠できない。娘が当院を受診しており紹介を受け来院。
上肢前方挙上及び外転時可動域に制限あり。頸部斜後屈時痛み誘発なし。患者はいわゆる五十肩の前期から中期移行部にある。
2回目 前回の治療後夜間痛は2日無かったが、3日目の明け方再発。
3回目 前回治療後夜間痛消失。夜間痛消失したことから、自宅での棒体操・入浴。タオルで背中を擦る(健側上肢は上、患側上肢は下にして)運動を毎日行うように指示。
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65歳 女性(茨城)
【主訴】
肩関節服着脱時痛・夜間痛及び左手指シビレ
【経過・症状】
約4ヶ月前より左頸・肩背部の鈍痛及び冷惑から始まり、1ヶ月後には服の着脱時
引っかかるような痛みとなり、近くの整形外科を受診。レ検により骨には異常がないとのことで、薬・シップ。1ヶ月通院するも効果なく、夜間痛が現れだんだん肩があがらなくなってきた。このため、近くの針灸院にて16~17回程治療を受けたが変化なく最近では、夜間痛が強く横になって寝れず、ソファーで寝ている状態。知人の紹介で来院。前方挙上、外転ともに60度、結帯時、母指上後腸骨棘の部位まで、頭部左斜後屈時痛誘発なし。手指のシビレは末梢の血流障害によるもと思われる。患者は中期から後期への移行部で凍結肩甲の状態にある。
2回目 (翌日)前回の治療後夜間痛軽減。明け方痛みで1回目覚める。
3回目 (3日後)2回目の治療後夜間痛わずかに残存。
4回目 (1週間後)夜間痛消失。夜間痛消失したことから、リハビリ開始。入浴時、浴室の壁を使った壁上向運動、タオルで背中を擦る運動、両手を後方で浴槽の縁に置き、ゆっくり肘を曲げる、この運動を毎日行うよう指示。
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スポーツ障害には捻挫、打撲、肉離れ、骨折、脱臼等がありますが、骨折、脱臼以外は針治療が適応します。骨折、脱臼の後遺症にも、針治療が有効です。
針は組織への消炎鎮静作用があり、組織の修復を促進します。また、障害の程度により、テーピング、包帯による固定が必要であり、適宣処置します。
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23歳 男性(陸上部)
【主訴】
左膝関節内側に痛み
【経過・症状】
一ヶ月前より左膝関節内側に痛みがあり、階段の昇降時及び走るときの痛みで来院。4回目の治療で歩行時、階段昇降時痛が消失。七回目の治療で走行時痛み消失、完治。
実業団駅伝では第1区をトップで走れたと喜びを語っている。
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19歳 女性(陸上部)
【主訴】
1週間前より右足関節外側に痛み
【経過・症状】
練習中スピードをあげると痛みが出てうまく走れないため来院。3回の治療で完治。
東日本縦断駅伝では第6区12.7キロを1位で走れたと喜んでいる。
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34歳 女性(茨城)
【主訴】
頸・肩背部痛及び後頭部痛(特に後頭部)及び吐気
【経過・症状】
3週間前に交通事故(信号待ちのところを後方より追突される)そのまま救急車で近くの病院に運ばれ、レ検・薬・シップ、10日前頃より頭痛(頭帽感)吐き気の症状が
出てきたため、義父が当院で受診している事から紹介を受け来院。頸部右斜後屈時及び右側屈時痛み誘発。上肢へのシビレ誘発なし。
1回目 治療後頚椎カラー着用させる。
2回目 前回治療後2日目の午後から頭帽感再発。治療後、右頸部斜後屈時痛わずかに誘発。
3回目 2回目治療後頭帽感半減、吐き気消失。治療後、右頸部斜後屈時痛消失。
4回目 3回目治療後頭帽感消失。頚椎カラーは今後2週間事務の仕事中のみ着用するように指示。
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60歳 男性(神奈川)
【主訴】
頸・肩背部痛及び後頭部痛
【経過・症状】
約一年程前、朝起きたら首が動かず近くの整形外科を受診。注射・薬・シップ、4~5日して首の動きは良くなったが、頸、肩背部・後頭部の鈍痛及び左上肢にシビレが
出てきたことから、同整形外科にて牽引・薬・シップ、その後上肢のシビレ消失するも、頸・肩背部及び後頭部への鈍痛が取れないため、カイロプラクティック・鍼灸治療を月2~3
回の頻度で受けているが、後頭部の鈍痛が変わらないため会社の部下の紹介で来院。
1回目 治療後、後頭部鈍痛消失。頸・肩背部痛軽減。
2回目 前回治療後4日目から後頭部痛再発。抜鍼後、頸・肩背部及び後頭部の鈍痛消失。
3回目 前回同様治療。
患者は会社役員で心労のためか、その後2~3ヶ月に1度の割合で来院している。
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関節を動かしているのは筋肉ですが、筋肉の両端が骨に固定されるところを腱といいます(アキレス腱の腱です。どの筋肉にもある。)この腱は、腱の浮き上がりを抑える腱鞘という トンネルの中を通っていて、この腱と腱鞘の間に起きた炎症を腱鞘炎といいます。最も一般的なものは狭窄性腱鞘炎で、「ばね指(弾発指)」などが代表的な病名です。
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64歳 女性(茨城)
【主訴】
右母指の屈曲伸展時痛
【経過・症状】
職業が和裁で一日7~8時間仕事をしており、一ヶ月前より右母指掌側に痛みがある。
曲げると痛み、伸ばす時にポキポキ音がするようになった。このため和裁の仕事がまったくできなくなり、家事にも支障がでてきたため、近くの整形外科へ通院。
週3~4回一ヶ月通院(薬・シップ・電気治療)するもあまり変化ないため、娘さんの友人の紹介で来院。
4回目 曲げ伸ばしができるようになるがポキポキ(レキ音)残在。
7回目 前回(6回目)治療後和裁を再開。
8回目 治療後ポキポキ(レキ音)消失。
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